新型コロナウイルスの感染拡大は勢いを増し、18日の国内感染者は一気に2千人を超えた。飲食店を支援する「Go To イート」も人数を4人以下に制限する動きが出て、店側に不安が広がる。感染防止と経済の回復をどう両立すればよいのか。制限を求められた都道府県の知事の間でも、支持と疑問の声が交錯した。
東京都で500人近い感染者――。18日、都内で過去最多の感染者が確認されたと報じられると、新宿・歌舞伎町でオイスターバーを営む50代の男性は不安を口にした。「ようやく戻ったお客がいなくなってしまう。いよいよ、店を閉めることになるかもしれない」
緊急事態宣言が出された4月から5月にかけて、飲食店がひしめき合う新宿は別の街のように静まりかえった。このオイスターバーも2カ月間休業し、国や都の支援金を受け取ってしのいできた。「Go To イート」でようやく客が戻ったところに、「第1波」や「第2波」を超える感染の波に見舞われた。アルバイトの人数を減らしてきたが、再び客足が遠のく可能性があり、「さらに人を減らさないといけないかも」とこぼす。
新宿3丁目のキンメダイ専門居…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル